さて、今回乗船したのは「きたかみ」号。「いしかり」がもっぱら名古
屋-仙台のみの就航で、「ニューきそ」はクルーズ企画旅行のためお休
み。いしかりは応援で苫小牧-名古屋間を就航しているが、毎年乗船で
きない。おそらく私が乗る日の苫小牧行きはきたかみになってしまうの
だろう。
このきたかみ号は3つの船でも一番古く、船体も小さめ。
それでも内装をリニューアルしたのでそれまでアナログテレビしかなか
ったのがBSデジタル放送を受信できるようになったり、レストラン等
がきれいになったりだいぶ良くなった。
私は毎年特等に乗っている。特に今回は陸地側指定がうまく取れたので
部屋にいてもずっと陸地を見ながら旅できる。陸地側の船室だと携帯も
圏内のことが多いし、嬉しい。
この写真はデッキに上がって撮った写真を何枚かパノラマ合成したもの。
適当に撮ってるのでつながりがきれいじゃないけど・・
この通り陸地を間近に見ながら、快晴の空の下航行するのはなかなか気
持ちのいいもの。ただし、風はおそろしく強い。この日、何度も飛ばさ
れるかと思ったぐらいだ。何せカメラを構えてもカメラを抑えることが
できないぐらい強かった。A710ISの手ブレ補正さまさま、という感じだ。
そして、お昼過ぎに「いしかり」とすれ違った。
200mほどまで近づいてすれ違うのでかなり迫力がある。
特等船室はこんな感じ。
荷物がいっぱい散らかってますが…
2人分のベッドがあって、写真右側は部屋の入り口側でユニットバスと
洗面がある。
広さは浴室など全部入れてだいたい8畳以上ぐらい。かなりの広さだと
思う。こうなると、豪華寝台列車もかすんでしまう。部屋には冷蔵庫も
あるし、お茶のセットもある(写真↓)。お盆やお茶のセットが入って
る入れ物もなかなかいい感じ。
太平洋フェリーの食事はすべてバイキング。今回朝はコンビニで買った
パンで済まし、昼と夜だけ食べた。
昼はこんな感じ。
ハヤシライス、ラーメン、きしめん、チャーハン、白飯などに揚げ物系
のおかずや煮物など和風のおかずもある。サラダ、果物類も種類は少な
いながらあるし、コーヒーはその場で自動ドリップする機械が置いてあ
る。これで900円。まあまあ安い方だろう。
夕食はこんな感じ。
1800円と倍になるが、その分握り寿司やジンギスカン、天ぷらなどが加
わり、通常のおかずも倍以上種類がある。ただ、個人的にはちょっと高
いかな、と思う。
2日目の夕食は、仙台港寄港中なので港から歩いて最寄のスーパーまで
行って弁当などを買い込むことにした。
多賀城ジャスコまで歩いてだいたい20分弱。3時間寄港するから時間的
にも全然問題ない。
ジャスコの前にはこのような幹線道路があり、車の交通量もそうとう多
かった。仙台市街地から10km以上離れているのになかなかにぎわってい
る。
それはいいのだけれど、実は臨港地帯で人がふだん歩かないせいか、街
灯が全くといっていいほどない。港まで戻ってきても、このとおり。
もう少し、何とかならないものかな。歩道がブラックアイスバーンと化
していて、危うく滑って転びそうになったりしたし。街灯がないと足元
が全然といっていいほど見えないので非常に困った。
ちなみに、車1台とドライバー1人で特等を利用した場合、約4万円か
かる。これを高いと思うか、安いと思うかだが、私は安いと思っている。
ホテル並みの設備なので十分落ち着ける。